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漬け物製作記

美味しい漬け物を漬けています

京本大我『エリザベート』を経て

楽しい時間が過ぎるのは早いもの、

ミュージカル『エリザベート』2015年は8/26に幕を閉じました。

約3ヶ月という長丁場、本当に始まる前はどうなることかと思っていましたが、

過ぎてしまえばあっという間の出来事でした。

 

ジャニーズJr.京本大我が『エリザベート』に出演する……

私も所詮ただのジャニヲタです。

なんとなく「凄い!」ということは分かったものの、この作品で『ルドルフ』を演じることの本当の凄さを全然分かってはいませんでした。

ジャニーズのコンサートや舞台はバカみたいに行っていましたが

宝塚やミュージカルなど、ジャニーズ以外の舞台も何度か幅広い舞台をすべて網羅しているわけではなく、

しっかり3ヶ月に渡って東宝ミュージカルに通うというのは初めての経験でした。

 

始まってみればそれは予想を遥かに凌駕した素晴らしい世界に一目で引き込まれてしまいました。

多くの人に長く愛し続けられてきたミュージカルだという理由がすぐに分かりました。

そしてやはり、その世界観の中で大我が開演までにここまで仕上げてきたことが純粋に嬉しかった!

いちファンに稽古の状況なんて所詮分からないし、しかもジャニーズと言うことで尚更、ツイッターに近況報告が上がるわけでも動画や画像で紹介されることがないのも分かっていました。

贔屓目でいくらJr.内では凄いほうだとフィルターをかけていても、正直幕が開くその瞬間まで「始まってしまったら周りの物凄い人たちに足元にも及ばず叩かれまくるのではないか…」という思いで気が気じゃありませんでした。

前評判や不安を吹き飛ばすようなステージを見せてくれました。きっとまだまだ及第点かもしれない、それでも予想以上の衝撃でした。ファンをやってきた者にとってもそう感じたのです。

そして何より、

帝劇のセンターに立ち「闇が広がる」で拳を掲げる京本大我のその顔は、

長い稽古の中でしっかりと培ってきたものをやっとお客さんに見せる事が出来た!というような顔をしていたようにも見えました。

きっと相当努力して練習したその歌声を、これでもか!と。

 

途中、体調不良で休演をしてしまうトラブルもありました。

当日私は観劇をしていたのですが、本当にただただ怖かった記憶しかありません。

何か悪い病気にでもなったのか、それとも彼の中で何が起きたのか、考えても答えは出ないのに考えてしまって…

当たり前のことなんですが、本人がどれだけ辛かったり体調が悪いからといっても私たちが変わって舞台に立てるわけではないので、何事も無く復帰してくれることを祈ることしか出来ませんでした。

実際は、ダブルキャストの古川さんが急遽代役を務めることが出来て事なきを得ましたが、古川さんだっていつでもすぐ来れるとは限りません。

復帰当日、まだ全快ではないのがやはり分かってしまいました。だから感想がほとんど書けませんでした。

でもそういう、1日穴を開けてしまったことや、その日しか観に来ることができなかったかもしれないお客さんに対する申し訳なさとうのは、多分大我が一番良く分かってたんじゃないでしょうか。

だからこそ、一日でも早く舞台に戻ってきてくれたのではないかなとも思うのです。

もちろん大事になったら元も子も無いので無理はして欲しくなかったのですが、

大我が自分なりに出した答えは「お客さんの前に立つ」だったということです。

 

そして復帰してからが、とにかく凄かった!

ここからはファンの贔屓目は重々承知なんですが…(笑)

最初は緩やかなペースではあったものの徐々に調子を取り戻し、1日1日、演じるたびに魅力が増していくように思えました。

得意なダンスはもちろん、表情や仕草がめくるめくように進化して行き、

そして何よりその歌声。

「闇が広がる」では城田さんや井上さんとのデュエットです。

当然お二方ともベテランで声量も歌唱力も凄い。

それでもしっかり大我の声が響いて聞こえてくることが一番嬉しかったです。

「僕はママの鏡だから」を最初に聞いたときは率直にこの譜面わけが分からない…(笑)と思いました。

プレビュー公演を観る前に井上さんの歌った動画を何度も聞いたのですが、何度聞いても入りが掴めない。音程を掴むのもリズムを掴むのもこれは相当難しい曲なことに間違いはありませんでした。

当の大我の歌声を聞いてもまったく正解が分からなかったのですが、これも復帰後に見る見る成長していったように感じました。

8月の中盤ごろにはもうアドリブも入れたりし始めて、何度聞いても楽しかったのを覚えています。

 

劇中では上記の2曲がルドルフの代表曲となっていますが、

私が一番好きだったパートは「独立運動」カフェのシーンでの「ハプスブルクの崩壊防ぐため、独立運動と手を結ぶ必要があるのだ」このパートです。

音域があっているのかとても伸びのあるビブラートが聞けたし、演技をしながらの歌唱シーンということもあってよりミュージカルらしい魅力があったのかと思います。

実際いくつもそういう感想を見かけたので、もしかしたら京本ルドルフはこのシーンが隠れたベストシーンなのかもしれません。

 

他にも魅力を書き記したいシーンはたくさんあるんですが(特にトートフランツやエルマー、アンサンブルの方々との絡みなど)

語りきれないので割愛します…(笑)

 

そして迎えた千秋楽8/25(大千秋楽は8/26でした)

カーテンコールにて来年2016年の再演も発表されました。

千秋楽が終わり、キャスト・スタッフの皆さんは打ち上げまで終わり(笑)

いち観客の私はというと…全然終わった気がしません!!!

とにかくこの『エリザベート』でルドルフ役を演じる京本大我を見て感じたことは、ただひとつ

こんな素晴らしいモノを、これで終わらせては勿体無い、これから伝説を作っていくんだ、と

自らの手で革命を起こすのも道を切り開くのもきっと簡単なものではないかもしれませんが、この東宝エリザベート15年間、誰一人として現役ジャニーズタレントが出演したことはなっかたのに、

そこにオーディションで選ばれたこと、そしてやり遂げたこと、それこそが既にキセキの始まりなのでは無いでしょうか。

と、まあ大それたことを言っていますが…(笑)

大我には変な枠には絶対にとらわれずに新しい道を切り開いていって欲しいと思っています。

 

ジャニーズの常識を変える。

 

京本大我はそれが出来る人だと信じています。